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【再録】DVDの現場から 第3回 メイキング・オブ・黒澤映画


本コラムはDVD豪華版が発売された2002年に公式サイトに掲載されたコラムの再録です。



 DVD豪華版、特典映像『黒澤明~創ると云う事は素晴らしい』の製作リポートです。
 特典映像『黒澤明~創ると云う事は素晴らしい』は、赤いジャケットのDVD豪華版の単品ならびにBOX商品に収録されています。
 各巻の詳しい内容はこちら。

作曲家・池辺晋一郎氏
「生き物の記録」映像特典より

 映像特典『黒澤明~創ると云う事は素晴らしい』の第1回発売分が出来上がりました。当初の告知では『メイキング・オブ・黒澤映画』となっておりましたが、ある日、映像特典のプロデューサーでもある油井昌由樹氏が持っていた黒澤監督のポートレイトがきっかけとなって、このタイトルに決定しました。わざわざもったいつけさせていただきますが、どうして決定したかはDVDをご覧いただければ、すぐ判ります。

 さて、『黒澤 明~創ると云う事は素晴らしい』の内容ですが、DVD本編作品のメイキング編です。とはいえ、過去の作品の製作現場の映像はほとんど現存していません。ですから当時を知るスタッフ、キャストのインタビューで構成しています。それだけにとどまらず、黒澤監督のインタビュー映像なども使用して、立体的な構成を心がけました。

音響効果・三縄一郎氏
「赤ひげ」映像特典より

 たとえば、『姿三四郎』に収録する映像特典は「映画監督 黒澤明誕生」のサブタイトルで、黒澤監督の青年期からPCL(東宝の前身の映画会社)の助監督時代を経て『姿三四郎』で監督デビューを果たすまでを追いかけています。インタビューで登場するのは、黒澤監督の助監督時代を知る、映画監督堀川弘通氏。また姿三四郎役・藤田進氏の生前のインタビュー映像、残念ながら声だけになりますが、原作を押さえるまでのエピソードを当時の東宝の文芸部員だった『ゴジラ』のプロデューサーで知られる田中友幸氏が語っています。

脚本家・橋本忍氏
「七人の侍」映像特典より

 各作品に20分ほどの『黒澤 明~創ると云う事は素晴らしい』が収録されますが、『七人の侍』だけは50分近い長さとなりました。脚本家の橋本忍氏が脚本の完成に至るまでに、二つの企画がお流れになり、これが『七人の侍』誕生のきっかけになっていることなど、その創作の原点から語ってくれています。
 取材、構成は『影武者』以来、黒澤組の演技陣の要となった油井昌由樹氏(右写真)。作品によって長さが違いますが、20分ほどの映像特典になります。